12日放映。ここ1・2年、アメリカ全土でミツバチの大量失踪が続いており、受粉作業に欠かせないミツバチの失踪は、農業全体をゆるがす事態にもなっているという、その実情を伝える。養蜂家が飼育するミツバチを借り、農産物の受粉作業を進めるアメリカの農家。そういったミツバチの受粉に支えられる農産物は全体の3分の1にも及ぶという。ところがこの1・2年、突如おこったミツバチの失踪。ある日突然巣箱からミツバチが姿を消し。その数、この7か月でも全体の4割近く、270億匹、というからただごとでない、と。その結果、ミツバチ価格が高騰し、肉類や乳製品価格にまで影響が及ぶ危険性が、ということでした。不思議なのは、失踪したミツバチの死骸がないこと。なので原因調査がなかなか進展せず。それでも考えられるのは、受粉する花が限られることによる免疫力の低下、農薬等の影響とか。ま、いずれにしても機械的に飼いならされてきたミツバチの謀反のようで、自然に手を加えてきたことの大きな落とし穴のように思われるのでした。合成フェロモンを用いてミツバチをもっと働かせることや、アフリカのミツバチとかけあわせてパワーアップしたミツバチをつくる研究も紹介していましたが、どうなんでしょうか。
・番組評価~なし