「誰かの”いのち”を救いたい~骨髄移植・ドナーに密着」ザ・ドキュメンタリーD TV東京 | shima-tの 中学校道徳研究

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14日放映。白血病などの患者に骨髄を提供するドナー。その現在の状況と骨髄提供のための手術に臨む男性に密着のドキュメント。今、白血病等で骨髄の提供を待つ患者は15000人。骨髄バンクに登録しているドナーの数はこのところ増える傾向にあり、その数現在30万人。ところが骨髄の適合確率は数万分の1。その壁を乗り越え移植が受けられるのは50%程度とのこと。適合提供者が見つかっても、登録の時からだいぶ経過し、状況が変わって提供を辞退する人も少なくない。提供は全くの善意で行われる上に、提供のための手術は全身麻酔で4日間の入院が必要になり、仕事を持っている人でも休業保障はナシ。用意されるのは入院準備金の5000円のみ。本当にドナーの方々の善意に頭が下がる思いです。で、カメラは、家族の不安をよそに提供のための手術に臨む男性に密着。なぜ見知らぬ人のためにそこまでするのか?の質問に「人の命を人生に1回くらい救うのもいいんじゃないかと」。なかなか言えないことです。そして手術は無事終了、そして退院。男性の方のすがすがしい顔が印象的でした。見ず知らずの人のために何かをする、という善意。自分はそういう善意をどれくらい持ち合わせているだろか、と考えてしまいます。こういう番組を中学生に視聴させ、考えさせたいものです。

・番組評価~☆☆☆☆