3日放映。今回は、昨年封切られ、映画賞を総ナメにした「ALWAYS三丁目の夕日」の監督山崎貴さんが、母校の長野県松本市立本郷小学校で授業。その授業のテーマが「豊かさって何だろう」、とくれば、もう期待大です。授業は、いきなりこの映画2時間13分を視聴することからスタート。映画の感想発表。「あの時代が持っていた豊かさというかパワーを体感して欲しい」と山崎さん。次に、昭和30年代の生活の調べ学習~家族や友達や近所づきあいのこと、など。調べた子ども「昔の地面は土でできていた」!。次に、今と違って良かったことを年上の人から取材してくる。人の温かさや思いやり、などなど。そして最後に、今の世界で何をどうしたらよいのかを考え、合成システムで昭和30年代を背景にその作文を発表、で授業は終わるのでした。子どもたちは昭和30年代の良さに触れることができたようです。作文も涙ぐましいほど前向きで素直なものばかり。でも、子どもたちが本当に作文の内容を実行するには、オトナ・社会の味方なしには考えられないわけで、そのことを思うとチョット悲しくなりました。「これからどうやって生きていくかのヒントを見つけ、生き方を発見していって欲しい」という山崎さんの熱き思いが伝わるべきは、子どもではなく大人かもしれません。
・番組評価~☆☆☆