「将来の夢」に関してこんなお話がありました。
A新聞 5月25日 読者の「声」より
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祖父が倒れて知った職業は 高校生 (神奈川県 15歳)
私の祖父は岩手県でウニや昆布などをとる漁師をしていました。早朝からの仕事は大変で、祖父と祖母だけの作業で大きな負担だったそうです。
なので、夏休みになると毎年必ず岩手まで行き、昆布を干すなど手伝いをしました。田んぼや海で遊ぶのが楽しみでした。夏休みの思い出といえば祖父や祖母のいる田舎で過ごしたことです。
そんな、いつも元気だった祖父が昨年6月、脳梗塞で倒れました。命に別状はなかったものの、入院生活になりました。
今年3月、お見舞いに行くと、祖父はリハビリ中でした。体を動かさないと使わない筋肉が衰えてしまうそうです。リハビリを手伝っていたのは理学療法士の方でした。
私は今まで理学療法士という仕事を知りませんでした。リハビリの指導や助言を行う仕事なのだそうです。高齢化社会が進む今、無くてはならない職業だと思いました。
その方が働く姿を見て格好良いと思いました。将来の私の夢の選択肢の一つとなりました。
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将来の夢はない、わからない、という生徒が少なくないものです。
この高校生のように、
様々な社会体験から将来の夢のヒントをつかんで欲しいものです。