25日放映。NHKスペシャル・シリーズ・にっぽん家族の肖像の第五集。今回は、戦後入植した石垣島北部の集落で暮らすおばあとその苦労を少しずつ知り始めた孫の女性との交流、そして女性の生き方の変化を伝える。石垣島北部の小さな明石集落、戦後沖縄本島で米軍に土地を接収された人々が移住計画により入植。その時に入植し、開拓の苦労で夫を失い5人の子どもを女手一人で育て来た井上アキさん84歳。息子の富夫さん64歳は母の苦労を見ながら死にものぐるいで畑を守ってきた。孫の4人は明石を去る中で、末娘の尚子さんは集落に戻り、農業を継ぐ決心をする。なかなか聞くことがなかった祖母の壮絶な闘いを知り、父親が守ってきた畑を思っての決心だった・・・。という見ごたえのある沖縄三世代の家族の物語でした。畑を継ぐ決心をした尚子さん26歳、祖母が悔やみながら話す苦労話に対して「全部が全部間違いじゃなかった、少なくとも私はそう思っているよ」と涙ながらに話す姿にジ~ンときてしまいました。このシリーズ今までのなかで最も心に響く内容でした。そしていろいろ大変でしょうが、尚子さんにはがんばって欲しいです。
・番組評価~☆☆☆☆