30日放映。下請けの立場から食品偽装を告発し、大手食品会社崩壊へと発展した事件。その後波瀾万丈の運命を体験した下請け倉庫会社社長の足どりを再現ドラマで伝える。2001年に起こった雪印食品牛肉偽装事件。悩んだ末偽装を告発したのは下請けの冷蔵倉庫会社社長・水谷洋一さん。マスコミへの通報が突端となり偽装が発覚、翌年雪印食品は解散へ。ところが水谷さんの顧客が一斉に取引を控えることになり、冷蔵会社も倒産に。正しいことをしたはずが思わぬ方向に発展、そして水谷さんの涙の復活劇が始まる、というそのあたりのドラマよりもよっぽど見ごたえのある実録ドラマでした。その後続くことになる偽装問題の内部告発や通報、その先駆けとなったこの事件、今さらながら衝撃の内容でした。この実録ドラマ、道徳内容項目4-(4)正義を重んじ,だれに対しても公正,公平にし~、の素材として、中学生にも説得力がある内容ではないか、と思います。
・番組評価~☆☆☆☆