「もしも・仮想生活実験ドキュメント」フジTV | shima-tの 中学校道徳研究

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テレビ番組を活用した中学校の道徳授業を提案しています。

道徳の授業に使える番組は?そのワークシートは?

道徳の授業に悩む中学校の先生ぜひご覧ください。

中学・道徳・資料・指導案。

26日放映。新聞番組欄に見つけたこの番組、なんだソレ?ととりあえず視聴開始。それは・・・近い将来の危機を想定し、日常当たり前と信じているもの、そのたった1つを禁止すると人はどうなってしまうのかを芸人が体を張って実験するという、なかなか興味深い番組。実験は3つ。1つ目「もしも、“ゴミ出しを禁止”されたら・・・」。体験芸人は、インスタントジョンソンのゆうぞうさん。外で出したゴミも部屋に持ち帰る、という恐ろしい内容。芸人仲間が来て部屋で飲んだ後はタイヘン、そして1週間も経つころから部屋はオソロしいことになり・・・。途中でゆうぞうさん、東京都の不燃ごみの処理場を見学し、そのゴミの多さに自分の部屋の惨状が重なり、ゴミの捨て方を考え直すことに・・・。え~っ、なかなかいい番組ではないですか!そして29日目に実験終了。その時のゆうぞうさんの表情といったら!実験2つ目「もしも“生活家電を禁止”されたら・・・」。体験芸人は、クワバタオハラのくわばたりえさん。この実験は日を経るごとに10年・20年・40年・・・100年前の電気製品に置き換わり。くわばたさん、100年前の電気生活にとうとう泣き出し・・・恐ろしい実験、そして「モノに対する感謝の心が芽生えた」のナレーション。な、な、なんなんだ!この番組。で、実験3つ目、これがおやっ、という「もしも、“母親への口答えを禁止”されたら・・・」。体験芸人は、ホームチームの与座さん。沖縄出身で10年以上一緒にいない母親が東京にやってきて同居し実験をスタートさせるという、これが1・2つ目の実験と違い、大感動の意外な結末を迎えるのでした。そして番組エンディングの字幕、「もしも」あなたが今やるべきことは・・・?。お~っ、やられたという感じ。この番組はきわめて道徳的な番組であり、こういったもしも実験は現代の子どもたちも体験すべきであり、頭をガツンとやられたような視聴後感となりました。スゴイ番組です。こういう番組をレギュラー化し、ゴールデンタイムに放映すべき、と思います。

・番組評価~☆☆☆☆☆