17日放映。東京大空襲の惨劇を音で再現することに挑んだTV音響効果マンの試みとその再現の模様を伝える。TVの音響効果の仕事を15年続けてきた引地康文さん35歳。東京大空襲を風化させないために、と空襲の夜を音で描き出すことに挑む。作業は、大空襲を生き延びた被災者からの音の記憶の聞き取り。そして声優らの協力と仕事のノウハウを生かしての音づくり。その成果は3月10日に若者の集うイベントで披露され、番組後半その時の模様と出来上がった音を紹介しました。若者たちの凍りついた表情が印象的でした。東京大空襲の記憶のお話と再現の絵には何度も接してきました。この5.1chの音の再現は、これまたすごい臨場感。その阿鼻叫喚の音に涙してしまいました。東京大空襲の言葉にならない悲劇に耳で触れることができました。そして引地康文さんの取り組みに敬意を表したいです。その敬意を形にするべく、中学生にこの番組を視聴させなくてはいけない使命のようなものを感じるのでした。
・番組評価~☆☆☆☆☆